横田が亡くなってから読みました。
先にKindleで買っていたのですが、やはりこの表紙でもほしいなと思って。
横田と関わりのあった人は皆さん言います。
「あんなに野球に向き合ってる選手はいない」。
お父さんがプロ野球選手ということもあったかもしれませんが、本当に横田は野球のために生きてきたと言っても過言ではないほど。
それだけに短い現役生活だったのは悔やまれますし、病気が憎いです。
そしてお母さんの支え。入院から退院までずっと一緒にいてくれて、術後なかなか視力が戻らない横田を車椅子で外に連れ出したり、明るい声掛けをしてくれたり。
一度だけ横田が弱音をはいたときも、お母さんがしっかり受け止めて励ましてくれてました。お母さんだって心配で不安でたまらないでしょうに。
お母さんの存在は偉大です。そしてとっても寛大。
単行本の方は脳腫瘍からの寛解、引退、これから、まで書かれてありますが、後に出た文庫本の方には2度めの大病(脊髄に腫瘍が転移)から寛解まで書かれてあります。
阪神タイガース、千葉ロッテマリーンズで活躍された鳥谷敬さんの解説つきです。
Kindleは文庫本の方が収録されていました。
年数からすればとても短い人生。
でも横田は懸命に生きた。自分のためだけじゃなく人のためにも。
人間は忘れる生き物。忘れるからこそ前に進めるし挑戦もできる。
— miki🍀📗 (@hibi_mit1010) 2023年7月27日
でも忘れたくない人、もの、ことは、いつも感じれるところに置いておきたい。
感動的な横田の追悼試合が終わってふと思ってツイート。
他人のことでたくさん泣いて、いくら忘れない、と思っても、忘れないまでも思い出すことは少しずつ少なくなっていくと思うんです。
生きてる人間は今を生きてるんだからそれはしかたないこと。
キッチンにお花を飾って毎日水やり。
自分になかった習慣です。
もうしばらく時間がたって心の整理がついたら、横田のお母さんの手記を読んでみたいなと思います。お母さん書いてくださるかな。